台湾グルメの定番といえば小籠包。ガイドブックには有名店がいくつも載っていますが、ローカルに人気のお店として紹介されることが多いのが杭州小籠湯包。
中正紀念堂の裏通りで路上にテーブルを並べて営業していた頃はB級グルメ感満載でしたが、民生東路に支店をオープンし、ミシュランガイド台北ではビブグルマンに選ばれるなど、最近勢いに乗っています。
杭州小籠湯包(本店)の行き方
本店は、MRT中正紀念堂駅5番出口から紀念堂の青壁に沿って歩いて約10分。MRT東門駅3番出口からは徒歩5分程度です。
杭州南路に面したお店は開放的で一人でも気軽に食事ができる雰囲気。午前11時から夜まで通しで営業しており、お昼時はローカル客で混み合っていますが、ちょっと時間をずらせば待たずに入れます。
メニュー
看板メニューの小籠湯包は150元(2018年現在)。数年前と比べると3割ほど値上げされていますが、まだまだリーズナブルな価格です。
一番人気の小籠湯包。薄めの皮を破ると、しっかりとした味付けのスープがあふれ出てきます。個人的には小上海と並んで、イチオシの美味しさです。
小籠湯包と並んで人気の蟹黃湯包(カニ味噌の小籠包)。たっぷりのスープにカニ味噌の風味がよくマッチしています。時期によって美味しさにバラツチがあるため、個人的にはシンプルな小籠湯包の方がおすすめ。
蝦蒸し餃子はプリプリの海老がたっぷり。日本人には定番の一品です。
蟹黃蝦焼売(カニみそと海老のシュウマイ)は旨みがぎゅっと凝縮されており、筆者の大好物。クセもないので、カニみそがちょっと苦手な方にもおすすめです。
あっさりとした元盅鶏湯は、食べ過ぎの胃にも優しい味。
生姜やお酢、醤油などはセルフサービス。以前はチープなプラスチック製レンゲで少々食べづらかったですが、いつの間にか普通のレンゲが用意されるようになりました。
写真はバラック作りの旧本店。再開発でなくなってしまいましたが、屋台のような雰囲気で食べる熱々の小籠包もなかなか良かったです。
杭州小籠湯包(本店)
台北市大安区杭州南路二段17号
電話番号:02-2393-1757
営業時間:11:00~14:30、16:30~21:00
定休日:なし(旧正月は休業)
おすすめ度(10点満点):10点
杭州小籠湯包 民生東路店
2014年にオープンした民生東路の支店。松山空港からも近く便利な立地ですが、本店より閉店時間が早いのが残念(21:30閉店)。
庶民的な本店とは違い、スタイリッシュでおしゃれな店内は広々としており、席数も多いです。オープンキッチンでは職人さんが手際良く点心を作っています。
支店メニューにはハーフサイズや炒飯もあり
メニューの種類は本店よりも多く、本店にはない創作点心や炒飯もあります。価格は本店よりも少々高めですが、サービスレベルも高いです。
通常の点心は8個ですが、ハーフサイズ(4個)も選択可。少人数で多くの種類を食べたい時におすすめです。
本店と支店ではお店のコンセプトが異なりますが、個人的には庶民的で肩肘張らない雰囲気の本店の方がなぜか落ち着きます。
杭州小籠湯包(民生東路店)
台北市松山区民生東路三段118号
電話番号:02-6613-0666
営業時間:11:00~21:00
定休日:なし