台湾で食事をする際、メニューに載っていれば必ず注文してしまうのが炒飯。今回はローカルが選ぶ「全台 炒飯ランキング」で見事1位となった台北の民生炒飯専売店に行ってみました。
台湾 炒飯ランキングトップ10
ランキングは台湾メディアが2013年に発表したもの。ネット投票(11万票)と現地調査で、台湾全土の人気店の中からトップ10が選ばれました。
民生炒飯は、鼎泰豐や高記などの有名店をおさえて「台湾でもっとも炒飯が美味しいお店」に選出。わずか2卓しかない小規模な専売店ですが、ランキング発表後は日本人観光客の来店も増えているようです。
民生炒飯(台北)の場所、営業時間
お店は台北・松山空港から徒歩20分程度。民生東路から少し入った路地にあります。MRTの駅からは少し遠いので、タクシーかバス利用がおすすめです。
パイナップルケーキの人気店 微熱山丘は民生炒飯から徒歩数分。小上海や蘇杭點心店も近くにありますので、はしごしてみるのも良いかと思います。
お昼の営業時間は11:00~14:00、17:00~21:30(日曜定休日)。ランチタイムは外帯(テイクアウト)の地元客が大半です。
筆者は何度かお店の前を通りかかったことがありますが、店先のテーブルが満席だったり、早めに営業が終了していたりして入店できず。今回は13時過ぎに行って、すんなり入店できました。
メニュー
お目当ての炒飯は種類豊富で100元~140元。今回は定番の肉絲炒飯(100元)を注文してみました。※日本語は通じませんが、親切な店員さんがメニューを持ってきてくれました。
店内はお世辞にも綺麗とは言えませんが、看板には不可味素(化学調味料不使用)とあり、こだわりを感じます。
台湾の炒飯業界?では有名人の店主。中国系の男性(中年以上)は暑いとお腹を出す習慣があるようですが、店主はまくり上げたシャツを洗濯バサミで留めて、休むことなく鍋を振り続けていました。
台湾で一番美味しいチャーハン
10分ほど待ってお目当ての炒飯がテーブルに。絶妙の火加減で炒められたチャーハンは米一粒一粒が立っていて、見るからに美味しそうです。
ご飯は多少かために炊かれていて、外側はこんがり、中はもちもちのクセになる食感。塩胡椒のみのシンプルな味付けですが、肉絲(豚肉)の旨味が引き立っていて美味しかったです。
炒飯ランキング3位のお店(小茅屋)にも行ったことがありますが、個人的には民生炒飯の方がおすすめ。次回は人気メニューのハム炒飯やエビ炒飯も試してみたいです。
民生炒飯専売店
台北市民生東路五段27巷
電話番号:02-2763-5576
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:30
定休日:日曜日
おすすめ度(10点満点):9点
横浜中華街の民生炒飯に行ってみた(2022年)
完全ローカルな食堂だったはずの民生炒飯ですが、2019年になぜか横浜中華街に上陸。現地の味を本当に楽しめるのか気になったので、行ってみました。
お店は市場通りの端で元町中華街駅から徒歩5分。お隣りは上海焼きそばで有名な萬来亭です。
炒飯のメニューは8種類。定番のハム炒飯や肉絲(豚肉)炒飯、牛肉炒飯のほか、オムライス炒飯もあります。価格は900円~1000円で台北の約2倍と少々高め。
お店の一番人気は牛肉炒飯のようですが、五目炒飯を注文。お米はパラパラというわけではないですが、中がモチモチしているのは本店と同様。チャーシューやハム、エビなどの具材もたっぷりで食べ応えがあります。台湾の炒飯と比べてちょっと塩味がきつかったのが残念。
店内には台湾メディアの紹介記事が貼られていますが、本店との関係はよくわかりません。