台北駅~桃園国際空港を最短35分で結ぶ「桃園空港MRT」が2017年3月2日に開業しました。
MRT空港線は、工事の遅れにより開業延期を繰り返してきましたが、当初の計画から3年半遅れでついに営業開始です。
桃園空港から台北市内へは高速バスで1時間近くかかりますが、MRTを利用すれば渋滞の心配も不要。筆者も早速利用してみました。
桃園空港MRT路線図・運賃
MRT空港線は台北駅から新荘、桃園空港、高鉄桃園、中歴まで結び、全長約51.03km。桃園空港にはT1、T2、T3(建設中)の各ターミナルに停車します。
台北駅~桃園空港駅の所要時間は快速電車(直達車)で35分、普通電車で45分。営業時間は6:00~23:00で、快速は15分に1本の間隔で運行されます。
台北駅~桃園国際空港の運賃は普通・快速ともに160元です。
始発、終電時刻
台北駅、桃園空港駅発の快速電車の始発、終電時刻は以下の通りです。
台北駅→桃園空港駅(第2ターミナル)
始発6:00→6:38
終電23:00→23:39
桃園空港駅(第2ターミナル)→台北駅
始発6:12→6:49
終電22:42→23:20
台北駅でのチェックインも可能に
桃園MRT台北車站の構内にはインタウン・チェックインカウンターが設置され、桃園空港出発便の搭乗手続きが可能です。
台湾リピーターは松山空港を利用される方が多いと思いますが、空港まで最短35分、手ぶらで移動できることから桃園空港利用も選択肢に入ってきそうです。
※チェックインカウンターを設置しているのはチャイナエアライン(中華航空)とエバー航空のみ。フライトの3時間前までチェックイン可能です。JAL、ANA、キャセイなどの外国航空会社は対応していません。
桃園空港MRT台北駅(台北車站)の場所は少々不便
桃園MRT(桃園捷運)の台北駅は、高鉄や台鉄、MRT板南線や淡水線の台北車站からは少々距離が離れています。
桃園捷運の公式Facebookによると、MRT板南線・台北駅からは徒歩6分、淡水線・台北駅からは徒歩7分。MRT松山線の北門駅からは徒歩7分です。
高鉄・台鉄の台北駅からはもう少し近そうですが、混雑する地下道を5分以上歩く必要があります。
スーツケースなど大きな荷物がある場合は、桃園MRTの台北駅からホテルまでタクシーを利用した方が良さそうです。