台北に数多くある小籠包の有名店の中でも、台湾リピーターやローカル客に根強い人気を誇る冠京華(グァンジンホワ)。
台北アリーナ(台北小巨蛋)から徒歩圏内のお店は朝9時から営業しており、帰国日の朝でも小籠包を満喫することができます。
台北・冠京華の行き方
お店はMRT松山新店線の台北小巨蛋駅から徒歩5分程度。5番出口から南京東路を西に(台北アリーナとは反対方向に)向かって歩き、ドラッグストア(Watsons)のある角を左に曲がってすぐです。
※以前は最寄駅からかなり歩きましたが、MRT松山線の開通でアクセスも良くなりました。
南京東路をそのまま南京三民駅方向に歩くと、パイナップルケーキの人気店「佳徳糕餅(ChiaTe)」もありますので、食後の腹ごなしにお勧めです。
店頭にはせいろが積み上げられており、オープンスタイルの厨房は活気にあふれています。
ランチタイムは満席のことが多いので、少し時間をずらして来店。街の中華料理屋さんのような雰囲気の店内は、どこかのんびりしていて落ち着きます。一人で来る常連客も多いようです。
看板メニューの小籠包
ローカル色の強いお店ですが、日本語メニューも用意されています。家族経営の店員さんは皆親切で好感が持てました。
お目当ての小籠湯包は10個で170元というリーズナブルな価格(2024年1月現在)。
肉の旨味を全面に出した濃厚なスープは、醤油やお酢なしでもOK。大ぶりのサイズで肉汁もたっぷりですので、人気の理由がわかります。
同じくローカルに人気の黄龍荘の小籠湯包と近い感じです。
付け合せの生姜はたっぷり。調味料は醤油とお酢のみで、黒酢がないのがちょっと残念。
炒飯も台北屈指の美味しさ
大きな中華鍋で一気に炒められた炒飯は、小籠包と並ぶ人気メニュー。
蝦仁蛋炒飯は小海老がたっぷり入っていて、ボリューム満点。台湾料理は日本人にとって薄味なことが多いですが、こちらの炒飯は絶妙な塩加減と炒め具合で、台北でも屈指の美味しさです。
別の日に食べたハムたまごチャーハンは、細かく刻まれたハムの塩味がきいていてクセになる美味しさ。炒め具合も毎回絶妙で、お店のこだわりを感じます。
さらに別の日に食べた細切り豚肉の炒飯。こちらは塩気が足りず少々物足りなかったです。日本人にとって鉄板はやはり海老炒飯かと思います。
こちらのお店はローカル率が高め。日本人客は大体2~3割とそれほど多くないので(筆者もそうですが大体ビールを飲んでいるのですぐにわかります)、台湾の大衆食堂の雰囲気を味わうのにぴったりの名店です。
冠京華
台北市南京東路四段133巷4弄1號
電話番号:02-2712-3358
営業時間:9:00~14:00、17:00~20:30
定休日:月曜日
おすすめ度(10点満点):10点